峰岸が営む料理店は、
高級フレンチを格安で提供することで大人気。
そんな中、店で食事をした客・吉岡が
翌朝、死んでいるのが見つかる。

辻ら所轄刑事は病死と判断するが、
そこに警察庁の警視・朝倉が現れ、捜査を続行することに。
やがて、店で大豆を口にしていない吉岡の死因が
大豆アレルギーと判明。潜入捜査をもくろむ朝倉は、
弟を修業させたいと偽って辻を店に送り込む。

東京・秋葉原の路上で女子高生のかおりが、
熊本という男にカッターナイフで切り付けられる。
それを止めた朝倉は熊本から事情を聞く。

熊本は有料で女子高生とデートする‘JKお散歩’で
かおりに大金をしぼり取られていた。
朝倉は辻を連れ出し、
熊本がかおりに絡んでいるところを止めに入らせる。
だがそれは朝倉の計略で、
何も知らない辻は、そのままかおりと‘散歩’に行く。

朝倉は辻と共に、10歳若返るという触れ込みの
化粧品とサプリメントを販売する‘美のカリスマ’百合子の会社へ。
中高年女性が押し寄せる会場で、
辻は会員の人妻・ヒトミと出会い急接近する。

一方、朝倉は辻とは無関係を装いヒトミを訪ね、
飛び降り自殺を図った女性・亜紀のことを探る。
亜紀はヒトミの友人だった。

ロープで縛られた聖子の遺体が発見される。
現場検証していた辻の元へ、
FBI研修から戻った警視・伊達が現れ、
快楽殺人だとプロファイリング。

だが朝倉は否定し、金目的だと主張する。
聖子が青木という男と連絡を取っていたのを調べた朝倉と辻は、
青木の家に侵入。
パソコンには呪いのサイトへのアクセス履歴があった。

辻の中学時代の友人・富永が勤務先の工場内で首をつって自殺。
富永は、機械の操作ミスでけがをした上に機械も故障させ、
自主退職したという。

ところが、富永の母は辻に、
富永は会社を辞めていないはずだと語る。
朝倉から、社長の九条に‘矯正執行’はしないと言われた辻は、
派遣会社に登録して九条の会社に潜入する。

美由紀が監察の松山に軟禁され、朝倉も追われる身に。
伊達を頼った朝倉は、‘矯正執行’するはずだった
派遣会社社長・青須を守ったのが、
警備会社を経営する元警視総監・鶴井と突き止める。

青須と鶴井はつながっており、
天下りの実権を握るのは鶴井だった。
朝倉は伊達らの力を借り、青須の会社に乗り込む。

美由紀は朝倉に、鶴井に関わる官僚や企業を
‘矯正執行’の対象から除外すると伝え、
鶴井派の動きを止めるのは自分一人の仕事だと断言する。

そんな中、朝倉は「派遣ボーイフレンド」という
詐欺組織の捜査に着手。
辻は派遣ボーイフレンドの朔也が
大臣の娘・マリエらをだましていると知り、潜入捜査に挑む。

朝倉は、元大物議員で絶大な権力を保持する父・大藪と対面。
私設軍隊まがいの団体をつくろうとする鶴井が、
大藪と手を組みたがっていることを知らされる。

鶴井の会社「ツルイ警備」と‘トクボウ’の対立も知る大藪は、
朝倉に自分の後を継ぐよう迫るが、朝倉は拒絶。
鶴井のもくろみを探る覚悟を決め、辻（と共に
ツルイ警備に潜入する。

朝倉はツルイ警備の訓練キャンプに潜入し、鶴井と対面。
施設長の森田を補佐することになった朝倉は、
政治家への転身を図る鶴井の真の目的を聞き出す。
それは、キャンプ参加者を洗脳してクーデターを起こさせ、
それをツルイ警備が制圧することで民衆の支持を得ることだった。

一方、朝倉らの偽の身分証明書をツルイ警備が調べ始める。

スナックのママ・幸恵が店で死亡。
辻ら所轄署は自殺とみなすが、動機が不明だ。

幸恵は過去に夫と子どもを捨てて駆け落ちしており、
息子は遺体の引き取りを拒絶。
幸恵には経営不振によりつくった借金があり、
弁護士の瀬野が債務整理をしていた。
朝倉は、借金完済後もヤミ金融から金を借りていた幸恵が
詐欺に遭っていたと知る。

鶴井に仲間になれと誘われた朝倉。
だが、朝倉は美由紀に、鶴井は敵であり必ず倒すと宣言する。

一方、辻の元に、朝倉に好意を持つマリエが現れ、
朝倉と婚約したとうそをつく。

そんな中、朝倉と伊達はバットで通行人を襲う麻由を取り押さえる。
麻由はあるマッサージ店で脱法ハーブを吸っていた。

マリエが朝倉の婚約者だと勘違いした森田は、
マリエを誘拐して朝倉をおびき出す。

森田と話し合おうとする朝倉だが、森田は朝倉の裏切りに絶望し、
朝倉の存在そのものを消そうと襲い掛かる。

そんな中、マリエの捜索依頼を受けた伊達が、
朝倉たちの元にたどり着く。
一方、柏木が鶴井と通じているのを知った美由紀は、
単身、柏木を尾行する。

鶴井率いるツルイ警備は、警察庁の柏木警視長を監禁。
柏木を武装集団の首謀者に仕立て上げることで、
警察への批判を集める一方で自らの評判を上げ、
政界進出を狙う計画だった。

そんな中、鶴井は、朝倉が元大物議員・大藪の息子と知る。
脅威を感じた鶴井は、朝倉に同調しそうな森田の抹殺を指示。
朝倉や美由紀らは鶴井のもくろみを阻止すべく動きだす。