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家族の旅路 家族を殺された男と殺した男 ロケ地

2018.2.3-3.24
東海テレビ(土)23:40-24:35
演出:国本雅広、村松弘之
脚本:いずみ玲
原作:小杉健治「父と子の旅路」
音楽:羽岡佳
主題歌:滝沢秀明「記憶のカケラ」
浅利祐介/滝沢秀明
河村礼菜/谷村美月
河村あかね/横山めぐみ
浅利孝信/益岡徹
浅利由美子/いしのようこ
桜井良太/長谷川純
花木重彦/目黒祐樹
河村真二/小林タカ鹿
松枝栄二郎/石丸謙二郎
津村佐智子/朝加真由美
澤田陽一郎/片岡鶴太郎
柳瀬光三/遠藤憲一
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episode1  ↑    
私は一体何者なのか 沈黙の死刑囚と真実
2018.2.3
あらすじ(公式サイトより引用)

「柳瀬光三に会ってください。――あなたのご両親を殺した男です」
その女性の言葉に、若手弁護士・浅利祐介は凍りついた。

東京・下町にある法律事務所。
祐介は、所長の澤田陽一郎の下、忙しく働く毎日を送っていた。

ある日、事務所に河村礼菜という女性が祐介を訪ねて来る。
彼女はなぜか祐介の素性を知っていた。
実は、祐介の両親と祖父は30年前、柳瀬光三という男に殺害され、
赤ん坊だった祐介はその後、母親の姉夫婦に養子として育てられてきたのだった。
裁判では、柳瀬は無実を訴えたが、 3度もの再審請求を棄却され、
現在死刑囚として服役中の身となっていた。

祐介に対し礼菜は、驚くべき依頼をする。「あなたでなければできない仕事だから」

柳瀬は、末期がんで余命わずかな礼菜の母・河村あかねの最初の夫だったという。
柳瀬との間には、事件を境に行方不明になっている光男という子どもがいて、
礼菜は母のために光男の行方を捜したいと願っていた。
事件の生き残りである祐介なら
柳瀬から真実を聞き出すことが出来るはず――それが礼菜の考えだった。

死刑囚への面会は、再審を担当する弁護人に限られる。
礼菜が言っているのは、被害者遺族である祐介に
柳瀬の再審弁護人に なってほしいということと同じであった。
「冗談じゃない!」祐介は礼菜を追い返してしまう。

長年にわたり親の仇と信じていた男の弁護など出来るものか…
一度はそう思った祐介だったが、
そんな彼に江戸っ子気質のベテラン弁護士・澤田は声をかける。
「だがな祐介、弁護士である以上、
 感情に流されて可能性をつぶすことは断じて許されねえぞ。
 それが親を殺した相手であってもだ」 その言葉に我に返る祐介。
弁護士としての本分を思い出し、祐介は事件に向き合う決意をする。

祐介は、改めて礼菜に事件の話を聞く。
初めて耳にする事件の犯人・柳瀬の背景。
祐介の育ての母・由美子は、殺害された実母の姉だ。
事件を追うことは、本当の息子のように育ててくれた
今の両親を苦しめることになりはしないか…その心は乱れるのだった。

ある日の、東京中央拘置所。そこに祐介の姿があった。
柳瀬の独房に、刑務官の声が響き渡る。 「柳瀬、面会だ」


30年前、殺人事件が起きた大富家(外観)

30年前、殺人事件が起きた大富家(内部)
住宅

浅利家
住宅
東京中央拘置所
山梨県甲府市堀之内町500
甲府刑務所

澤田法律事務所
中央区日本橋茅場町2丁目17
第二井上ビル
柳瀬光三がいた柳瀬家の墓がある墓地
柳瀬が別れた妻について尋ねていた繁華街
30年前、柳瀬が訪れた花木家
柳瀬が大富家へ出前を注文した蕎麦屋
足立区椿2丁目13
天狗そば やぶ忠
祐介が車にぶつかりそうになった横断歩道

河村あかねが入院している病院
東京都昭島市中神町1260
昭島病院
スナックあかねが入居するビル
中野区東中野4丁目2
河村礼菜が花木重彦に会いに行った花木家
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episode2      
冤罪?家族に背を向け死刑囚の無実を信じるのか
2018.2.10
あらすじ(公式サイトより引用)

自分の両親と祖父を殺害したとされる死刑囚・柳瀬との対面を果たした祐介。
弁護士として再審請求の意志を確認するが、
すでに3度の再審請求を棄却されている柳瀬にその考えはなかった。
この男はもはや罪を受け入れている。
結局、本当は殺人を犯しているにもかかわらず、
延命のために再審を訴えていたのだ…。
「やっぱりそれが真実か!」祐介は、被害者遺族としての感情を押さえきれず、
柳瀬をなじる言葉を吐いて拘置所を後にした。

祐介は礼菜に、柳瀬がもう再審をあきらめていることを報告する。
行方不明になっている柳瀬の子・光男をどうしても見つけたい礼菜は、
当時事件を担当し今は引退した刑事・松枝に会うことを祐介にすすめる。
松枝は、柳瀬には冤罪の可能性があると口にしていたという。

松枝を訪ねる祐介と礼菜。
事件当時は赤ん坊だった祐介との再会に喜ぶ松枝だったが、
かつて感じていた事件に対する疑念を吐露し始める。
柳瀬の供述には矛盾点があり犯人とするには不自然な部分があること、
現場に残した祐介を助けるためにあえて通報した事実、
そしてなにより三度の再審請求を担当した故・津村弁護士が
柳瀬の無罪を信じて疑わなかったこと…
捜査をした刑事であるにも関わらず、松枝は今も柳瀬の冤罪の可能性を信じ、
事件に大きな悔いを残していたのだ。
まさか本当に冤罪…そんなことがあるのか?祐介の気持ちが大きく揺れ始める。

祐介は、精力的に事件の詳細や裁判記録を調べ直す。
自分が被害者の遺族だからこそ、柳瀬から真実を引き出せるのかもしれない。
そう思い始めていた。

しかし、事件を追う上で祐介にはどうしても向き合わなければならない相手がいた。
30年前の事件で妹夫婦を亡くした、他ならぬ祐介の育ての母・由美子。
そして養父・孝信だった。


大富家の墓がある墓地
松枝家
松枝家を出た祐介と礼菜が歩いていた池の畔
練馬区石神井町5丁目21
石神井公園
35.739654, 139.604261
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episode3      
無罪の証明…死刑囚の故郷へ
2018.2.17
あらすじ(公式サイトより引用)

「主人は、柳瀬さんは絶対やっていないと、繰り返し申しておりました」
死刑囚・柳瀬の担当弁護士だった故津村弁護士の妻・佐智子から話を聞く祐介。
柳瀬が長年祐介を案じていたということ、
祐介の成長の様子を聞いて涙を流して喜んでいたこと…
話を聞けば聞くほど、祐介は柳瀬という男がわからなくなっていた。

柳瀬は、唯一心を開いていた津村弁護士にも
息子の光男の行方だけはかたくなに口を閉ざしていた。
しかしそれでも、津村は柳瀬の無実を信じていた…
「だからって、あっさりシロだと信じ切っちまうわけにはいかねえがな」
澤田の言葉に祐介は思い惑う。

祐介は柳瀬の手がかりを求めて、あかねが入院している病院を訪ねる。
礼菜は祐介をただの友人だと紹介するがあかねの目はごまかせず、
まんまと弁護士であることを白状させられる。
祐介と礼菜が柳瀬光男を探していると聞き、あかねは態度を硬化させる。
母のために子供を見つけてやりたい、という礼菜の願いを訴える祐介だったが、
あかねは「入院費もばかにならない。
 誰でもいいからお金を引っ張れる相手が欲しかっただけだろう?」と礼菜をなじる。
母の心ない言葉に傷つき、悄然として依頼を取り下げようとする礼菜だったが、
祐介は「僕はもう舟を漕ぎ出してしまった。
後戻りするわけにはいかないんです」と言い切る。

東京中央拘置所で再び柳瀬と対峙する祐介。
津村弁護士の妻や担当刑事だった松枝に会ったこと、
2人とも柳瀬の無実を強く信じていたこと…
祐介の言葉にも、やはり柳瀬は何も語ろうとしない。
祐介は、この件の依頼人が河村あかねの娘・礼菜であることを告げる。
あかねは余命3か月の床にあり、
礼菜は母のために行方不明の息子・光男の行方を捜している…
しかし、それを聞いても柳瀬は
「私はあの事件の犯人として死刑になる。それでいいと覚悟を決めたんです」と言い募る。
祐介は叫ばずにいられなかった。
「何が真実か知りたいんだ。本当のことを言ってくれ!」無言でその場を立ち去る柳瀬。
絶対あきらめない…祐介は改めて決意を固める。

数日後、祐介の姿は山梨県甲府市にあった。
甲府――30年前、柳瀬が暮らしていた町であった。


祐介が子供の頃、津村佐智子と会った公園
神奈川県横浜市中区山手町114
港の見える丘公園
祐介が津村佐智子と話をした橋
中央区日本橋茅場町2丁目17
霊岸橋

祐介が訪れた柳瀬が働いていた甲斐電機製作所
神奈川県横浜市港北区新羽町1275
三信電機製作所

柳瀬とあかねが住んでいたアパート
アパート
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episode4      
真犯人は誰だ?沈黙を貫く死刑囚の秘密
2018.2.24
あらすじ(公式サイトより引用)

「柳瀬はシロです」 祐介は澤田にそう言い切った。
甲府を訪ねた祐介は、30年前の柳瀬を知る人々からその実直な人柄を、
そしてどれほど一人息子を愛し慈しんでいたかを聞かされ、
彼の無実を信じる気持ちは確信へと変わっていた。
しかし、柳瀬は祐介との面会を拒否。
再審請求を望まない意志は揺るぎないように思われた。
現代の司法において、死刑案件の再審請求は開かずの扉――
ましてや本人の協力が得られないのでは、
ほぼ不可能と言っていいとてつもない難題だ。
しかし祐介は、「何が何でもあの男を冤罪から救い出す。
それが僕の使命だと思えてならないんです!」と澤田に告げ、
決意を新たにするのだった。

祐介は再びあかねを訪ねる。
「柳瀬の弁護人になろうと思っています」祐介の言葉に、
あかねは思わず叫ぶ。
「あんたは被害者の子じゃない!そのあんたがなんだって!」
あかねは、祐介が30年前の事件で
1人生き残ったかつての大富祐介であることに気付いていた。
祐介は、妻に捨てられたことが柳瀬の人生を狂わせたということ、
礼菜もまた母親の奔放さの犠牲になり続けてきたことを訴え、
あかねを責めたててしまう。
感情的になったあかねは容体を悪化させ、その場に倒れてしまう。
重病患者であるあかねに感情をぶつけてしまうなんて…
その理由はわかっていた。
お互い惹かれあっていることに、祐介も礼菜も気付いていた。
だから言わずにいられなかったのだ。
「祐介さんが漕ぎ出した舟に、私も乗ることにしたから」
事件に向き合う決意を固める礼菜。
2人は、お互いの想いを確かめ合った。

津村弁護士から譲り受けたノートを元に、かつての大富家の跡地を訪ねる祐介。
事件当時から隣家に住んでいた老婦人に話を聞き、
祐介は事件の手がかりを得る。
さらに、祐介はある人物を訪ねる。花木重彦――あかねの父、礼菜の祖父だ。
重彦の話を聞くうちに、祐介の中に、真犯人の姿が浮かびあがる。
だが、それは、祐介を苦しめることになっていく。

事務所に戻った祐介は、澤田に自分の考えを説明する。
30年前の夜、いったい何が起きたのか…。
澤田は唸った。 「祐介、こいつァ当たりかもしれねえぞ」


祐介が訪れた大富家跡地の空き地
祐介が確認に訪れた刃物店
東京都八王子市横山町7
やがさき
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episode5      
隠蔽・・・私は一体何者なのだ
2018.3.3
あらすじ(公式サイトより引用)

30年前、大富祐介の両親と祖父は、生まれたばかりの祐介の目の前で、
突然家に侵入してきた男によって殺害された。
しかし今、その犯人として逮捕され死刑判決を受けている柳瀬光三は、
全くの冤罪である可能性が極めて高い。
執念の調査で真犯人へ肉薄する祐介だが…。

柳瀬を家族の仇として憎み続けてしまった祐介が過ごした30年は、
冤罪であるにもかかわらず自ら進んで死刑に処されようとする柳瀬が
独房で過ごした絶望の30年と同様に重い。
真実を捻じ曲げたままになど絶対にできない。
事件の真相を明らかにし、全力で柳瀬の冤罪を晴らすことを決意する祐介。

しかし、柳瀬と光男を捨て、事件の発端を作ったとされる
河村あかねの父・花木重彦は、祐介が事件の真相に迫ることに危機感を覚える。
「浅利先生、この話、このまま伏せておいて貰う訳にはいきませんか…。
 本当ならあの一家こそ皆殺しになるはずだった、
 きっと世間にそう言われるんです、30年も前に起きた事件の為に…」

さらに、祐介の育ての母・由美子も祐介が働く事務所を直接訪れ、
所長の澤田に、息子を何が何でも真実から遠ざけてくれるよう頭を下げる。
「今になって真相を掘り起こせば、新たな苦しみが生まれることだって…」

また、祐介の決意は、愛してしまった礼菜との決定的な別れになりかねない
ある重大な真実を告げねばならぬことも意味していた。

弁護士として、冤罪で死刑が執行されることなど決して認めることはできない。
そして何より、なぜ柳瀬はやってもいない罪を被り
今なお死刑になることを覚悟しているのか。
自分の命と引き換えに葬り去ろうとする秘密とは?

祐介の手によって、今、全てが明らかになろうとしていた。


祐介と礼菜が歩いていた通り
神奈川県横浜市中区山手町96
35.438604, 139.652394
祐介と礼菜が訪れたパンケーキの店

祐介と礼菜が乗った観覧車
神奈川県横浜市中区新港2丁目8
よこはまコスモワールド
祐介と礼菜が訪れた水族館
神奈川県横浜市金沢区八景島
八景島シーパラダイス
祐介と礼菜がいた砂浜
神奈川県横浜市金沢区海の公園10
海の公園
浅利孝信と由美子がいた踏切
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episode6      
覚悟・・・果てしなき再審の道
2018.3.10
あらすじ(公式サイトより引用)

祐介は、自分が30年前の殺人事件以来行方不明になっている、
死刑囚柳瀬光三の実の息子・柳瀬光男であったことを確信する。
あの夜、まだ赤ん坊だった光男と、犯人によって殺害されていた
赤ん坊・大富祐介の遺体とが、柳瀬の手で入れ替えられていたのだ。

柳瀬光三は祐介の実の父親だった。今更“お父さん”と呼べるわけがない…。
我が子のためとはいえ、凶悪な殺人事件の真相を隠蔽し、光男として生きるはずだった
運命を勝手に操るような実の父親の行為に、怒り悲しむ祐介。
「あなたが、やってもいない罪で死刑になっていいとは思いません。
 ですが、あなたが犯した本当の罪は、死刑に匹敵するぐらい私にとっては重いんです」
面会室で、抑えきれず感情を柳瀬にぶつけてしまう祐介だった。

養父母の孝信と由美子は、殺人犯柳瀬光三の息子と知りながら
“浅利祐介”として自分を育ててきてくれたのだろうか。
「…知ってたの、父さんと母さんは。僕が本当は誰なのかってこと」
祐介が事件の核心に触れてしまうことを最も恐れていた2人だが、
少しずつ、重たい口を開く。
祐介を養子として我が子に迎え入れたときから、2人は気づいていたのだ。
しかし、殺したいほど柳瀬を憎みながら、愛しい息子として”光男”を胸に抱き、
罪と知りながら真実から目を背ける決断をしていたのだった。
祐介としての30年が音を立てて崩れ去ろうとしていた…

祐介が次に向き合わなければならないのは…愛してしまった実の妹―礼菜だった。
実の父親が真犯人であることすら伝えることができずにいるなか、
さらなる秘密を打ち明けねばならない祐介は、意を決して礼菜と対峙する。
祐介と二人で生きていきたい、初めて人を好きになったとまで話していた礼菜だが、
祐介の告白に言葉を失う。 「君の目の前にいる僕が、柳瀬光男だったんだ」


祐介と礼菜が話をした川辺
台東区蔵前2丁目15
35.704041, 139.794086
祐介がタクシーに乗った通り
墨田区東駒形2丁目1
35.705796, 139.799945
入水自殺しようとした礼菜を祐介が止めた海辺
神奈川県横浜市金沢区海の公園10
海の公園
子供の頃の礼菜があかねと手をつないで歩いていた場所
病院を抜け出したあかねが渡っていた橋
墨田区堤通2丁目
水神大橋
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episode7      
再審は望まない・・・死刑囚 涙の決意
2018.3.17
あらすじ(公式サイトより引用)

祐介に柳瀬が面会を希望していると拘置所から連絡が入る。
拘置所で対峙する祐介と柳瀬。
30年前、事件現場で何をしたのか、自らの罪を打ち明け謝罪の言葉を口にする。
しかし、光男と入れ替えた赤ん坊・大富祐介の遺体をどこへやったのか、
祐介の最後の問いかけに柳瀬は答えようとしない。
遺体の隠し場所が分かれば今度こそ再審請求への道が開ける、
それからが本当の償いの始まりなんだと、迫る祐介だが…

4度目の再審請求はしない。死を以ってしか犯した罪は償えない。
あくまで、大富一家殺人事件の犯人として
死刑になった方が良いと、頑なに祐介を拒む柳瀬。
浅利の養父母や礼菜、皆を苦しみに追いやった罪と向き合わず、
やってもいない罪で柳瀬が死刑になることなど絶対に許せない祐介だが、
死刑になることが心の償いなんだと柳瀬から突き放されてしまう。

本人が望まなければ再審請求はできない。
柳瀬に本当の罪の重さを思い知らせることができない。
いらだちを募らせる祐介に、追い打ちをかけるように非情な決定が下される。
澤田は祐介に告げた。「柳瀬の、死刑執行が決まったそうだ」

もう時間は残されていない。焦る祐介は、自分の母親である河村あかねを訪ねた。
彼女こそ、30年前の事件の真犯人が河村であることを証明でき、
死刑執行命令を覆すことができるかもしれない唯一の人物なのだ。
柳瀬が犯人ではないと知りながら、
その思いに共感し事件について口を閉ざしたあかねに詰め寄る祐介。
「あとはもう、あなたに賭けるしかないんです!知っていることをすべて話してください」



あかねが降りた駅
千葉県袖ケ浦市横田2177
横田駅
河村家の墓がある墓地

祐介が証拠品を届けた君津西警察署
東京都日野市日野本町1丁目6
日野市生活・保健センター
祐介が澤田と電話していた場所
港区海岸1丁目16
竹芝客船ターミナル
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episode8    ↓  
死刑執行の行方・・・父と子の結末
2018.3.24
あらすじ(公式サイトより引用)

日本では、死刑執行命令が下されてから5日以内に死刑が執行される。
無論、本人に事前の通告は無く、当日の朝午前9時〜9時半ころに呼び出され
そのまま刑場へ連れていかれることになる。
それまでおとなしく収監されていた死刑囚でも、いつもと違う廊下の角を曲がった途端
取り乱し、刑務官に縋り付き命乞いをする例も珍しくはない。

柳瀬光三はその時を心待ちにしていた。
死刑になることこそが心の償いなのだと30年間の拘置所生活で確信していたのだ。
しかし、実の息子を凄惨な殺人現場に置き去りにし、他人の子と入れ替えたことの罪は、
成長した息子と再会した今、はたして死刑で償えるのだろうか。
死んだほうが楽だから、真実に苦しむ息子と真正面から向き合う現実から
逃げようとしているだけではないのか。

その置き去りにされた息子、30年間別人として人生を歩んでしまった浅利祐介は、
父がこのまま望みどおりに死刑に処されることなど決して認められはしなかった。
生きて、生きて苦しみぬくことが本当の償いなのだ。
しかし、一度下された死刑判決はおろか、
死刑執行命令などそう簡単に覆せるものではない。
所長の澤田陽一郎とともに奔走するが時間は過ぎてゆくばかりだ。

死刑執行命令が下されてから5日目の朝、万策尽き果てた祐介は一人、
法律事務所で胸の弁護士バッジを静かに外した。
父・柳瀬の無実を明かし、生きて本当の償いをさせることこそが
自分の使命だと感じていた祐介だが。
午前9時半、そんな祐介に追い打ちをかけるように事務所の電話が鳴り響いた!



あかねと河村真二が住んでいたアパート
アパート
真二がチンピラと喧嘩して倒れていた公園
東京都国分寺市西元町4丁目10
黒鐘公園

祐介と澤田が記者会見を行った会場
港区芝公園2丁目5
ホテル メルパルク東京
大富祐介の遺体が埋められていた場所
東京都港区高輪3丁目18
心源院

再審決定の判決がでた裁判所
台東区上野公園7
国立科学博物館
柳瀬が出所した東京中央拘置所
山梨県甲府市堀之内町500
甲府刑務所

祐介と柳瀬が富士山を見ていた場所

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