図書館司書として働く篠崎鮎美のもとに、
ある男から「１時間後に地震が起きます」という電話があった。
ただの悪戯かと思ったが、
電話が切れた１時間後に予言通りに地震が起こり、鮎美は驚く。
すると先ほどの男から再び電話が！

男は「風間」と名乗り、
「未来から過去のある時点へと戻って人生をやり直しているので、
　未来に起きることをすでに知っている」と言うのだ。
風間はその時間旅行を『リピート』と呼び、鮎美をゲストに招きたいと誘う。

そして、鮎美に毛利圭介、天童太郎を含めた見知らぬ男女8人で、
10か月前へ遡る『リピート』の旅へ出ることになるが、
過去に戻った先では、驚きの大どんでん返しが待っていた…！！

リピート仲間の一人が不慮の事故で亡くなった。
それでも篠崎鮎美はリピートを利用して結婚話を順調に進め、
毛利圭介も過去のトラブルを回避しようとしていた。

そんな折、鮎美や圭介に
前の世界では起きてなかった出来事が次々と起こり始め、
事態は思わぬ展開に……

リピート仲間が続けて二人も亡くなった。
二人の死を不審に思いつつも、篠崎鮎美と毛利圭介は、
天童太郎がリピートをした本当の理由を知って、手伝おうとする。
だが、天童の願いが叶うと思ったその矢先、
想定外の事件が起こってしまい……

天童太郎は息子の事故死を避けられたが、身代わりに
別の少年が亡くなってしまう。

ショックを受ける天童と篠崎鮎美に毛利圭介は
「リピートは悪いことばかりじゃない」と言うが……。

その折、リピート仲間の郷原と坪井がもめていた。
そして、郷原は思わぬ事件に巻き込まれ……

篠崎鮎美が階段から突き落とされた。
毛利圭介と天童太郎は
リピート仲間を狙った事件の犯人は坪井では？と疑っていた。
坪井は死んだ郷原と言い争いの際「ネメシス」という謎の言葉を言い放っていて…。

一方、由子は様々な方法で鮎美との距離を縮めていく。
天童と大森も急接近する出来事があり…、
リピート仲間それぞれの思惑が交錯していく…。

毛利圭介の元恋人の由子が“リピート”の存在に気がついた。
由子はその秘密をダシにして天童太郎を挑発し、
エキセントリックに怒りを募らせる。

さらに篠崎鮎美の目の前に現れ、圭介の彼女は自分だとけん制して、
リピートの秘密を暴露しない代わりにヨリを戻すよう圭介に迫る。

一方、坪井の暴走もエスカレートし、
逆恨みされた鮎美は新たな事件に巻き込まれてしまう。

町田由子を死なせてしまった篠崎鮎美と毛利圭介。
天童太郎は再びリピートし、すべてをやり直そうと提案する。

だが頼みの風間は相変わらず得体が知れない。
大森知恵は鮎美らの動揺を受け止め、風間にある提案をする。

一方、再び「連続殺人事件」の犯人が動き出し、
鮎美と圭介の前には由子を捜しているという人物が現れ
「再リピート」に暗雲が立ちこめる。

由子の行方を探る興信所の男が、
篠崎鮎美と毛利圭介の関係を詮索する。

一方、坪井が殺され、
リピート仲間が狙われた連続殺人事件の犯人の見当がつかなくなる。

圭介は天童太郎の最近の言動から「裏の顔がある」と考え、
大森との関係も疑い出して、2人はぎくしゃくする。

再びリピートすることを画策する天童は、ある日「犯人が分かった」と言い出して…。

お腹に毛利圭介の子を宿した篠崎鮎美は、
「もうリピートできない」と言うが、このままでは2人は警察に捕まりかねない。

その頃、「一連の事件の犯人が分かった」と
大森知恵に告白した天童太郎は思わぬ場所にいた。

そして圭介も『犯人』に気付き、風間に会いに行く。
「正解です！」謎が解けた圭介に、
風間から告げられた衝撃の内容と、鮎美に迫る新たな危機とは？

篠崎鮎美はトラックの事故で死ぬ運命だと風間は言う。
その運命の時間が近づき、毛利圭介は鮎美を救おうと走り出す。

一方、天童太郎は「死んでしまった町田由子や仲間を救うために、
　もう一度リピートして、次を最後にしよう」と提案する。

なんとか風間を出し抜き、２度目のリピートを画策する天童が
「計画通りだ」というその方法と、衝撃の大どんでん返しの結末とは？